ドッグトレーナーストーリー

はじめに、回想録

2015年9月4日17時23分
ブランの最期の一呼吸は私の腕の中でした。
12歳7ヶ月と2日。
我が家で過ごした時間は9年7ヶ月13日。

いつお別れしてしまうのかという不安に毎日押しつぶされそうになりながら
看病から介助、介護へと時が移っていった闘病期間の1年は壮絶でした。
いつでも、どこでも、どんな時でも一緒に楽しくつきあってくれる、自慢の賢い、よい犬でした。

犬とこんなに阿吽の仲になれるなんて、思ってもいませんでした。
「楽しく犬と暮らせる飼い主さんが増えて欲しい」
そう、思うようになってから、ますます犬にはまっていき、
ブランに導かれて、ドッグトレーナーに転身しました。

k9 フライングドッグ 愛犬 ブラン

10日後に3歳になるブランを獣医大学から迎えて里親になった時、私は会社員でした。
高校卒業の時までに4頭の犬と暮らしましたが、当時は番犬の役目の庭で繋いで飼うスタイル。
大型犬と家の中で一緒に住むなんて、全く思いもよりませんでした。

世間で「ダメ飼い主」と言われている事はだいだい体験して、
指導して下さった、犬を研究している方やドッグトレーナーの方達、
犬と暮らしている多くの人に励まされて沢山の事を学び、
ブランが多くのことを教えてくれました。
周囲もビックリするほど犬にはまっていき、ドッグトレーナーに転身したものの、
ブランを迎えてからのことを思い返すと、
犬の問題行動と言われるような事で沢山悩みました。

  • 引っ張り放題の散歩(時には転倒も…)
  • ゴミ箱あさり
  • 盗み食い
  • 鳥を追いかけた時に引っ張りの強さに負けて私が骨折
  • 足を触ると威嚇する
  • 出勤時にクレートに入れるとなき続ける
  • 帰宅時に興奮して、家の中がドッグランになる
  • キライな犬にはやっつけてやる!という勢いで吠えて向かっていく

などなど… 
てんてこ舞いの毎日でした。
そして、これらのことは解消されました。

ブランを迎えて一番悔しかったこと。
それは、「成犬はなつかない」と周囲に言われたことでした。

確かに初めの1年は大変でした。
私が犬についての知識が皆無でしたから。
その後、家族として一緒に暮らしていくことが定着し、
沢山のやり取りをして阿吽の仲になっていくことを実感しました。

「犬との暮らしがこんなに楽しいことだと、色々悩んでいる人に伝えたい!」
そんな思いで皆様とお会いしています。

人生、何がきっかけで変わるか、本当にわからないです。
ブランを通じてご縁ができた多くの方達のサポートを受け、今に至っています。

いままで、沢山の飼い主さんと一緒に、愛犬と通じ合えるようになる喜びに立ち会えて、
「愛犬をいとおしく思える瞬間をサポートする」ことができることを幸せに思います。

ドッグトレーナー 愛犬 ブラン