このところ、犬の歯みがきトレーニングにご関心がある飼い主さんが急増中で、嬉しい悲鳴です>0< パピー~ジュニアレッスンには必ず歯みがきの項目を入れているのですが、成犬や里親として犬を迎えた飼い主さんも「今からでも遅くない!」と、日々練習しています。
なぜって? 歯周病が原因と言われて抜歯されたくないし、お口の中の健康は全身の健康にも関わっていると、皆さんご存じだからです。
上の写真はバゼットハウンドmixのももちゃん、5月に1歳になります。犬生初歯ブラシはいつもくつろいでいるソファで。唇をめくられてマズルにカバーされても全く動じることなく初歯みがき成功!
ラブラドール・レトリーバーの陽太君は1歳4ヶ月。ご家族のところに来てからすぐにパピーレッスンを開始して、耳掃除なども含めた体のお手入れも問題なくできます。唇ぺろーんで臼歯(奥歯)まで歯ブラシ到達も余裕なクリッカー大好き青年。
トイプードルのクーマ君は9歳での歯みがき初チャレンジ。お顔が小さいのでマズルを抑える時に飼い主さんの手が目隠ししてしまいますが、そんなことはおかまいなし。歯ブラシのヘッドもしっかり臼歯(奥歯)まで到達します。
歯ブラシが大きいとか、やりにくいと言う方がいらっしゃいますが、それば歯ブラシの選択とやり方の問題だと思います。皆さんにお勧めしている歯ブラシは、体重2kg以下のチワワや小柄なポメラニアン、トイプードルから大型犬まで使える万能歯ブラシです!あとは「技術」ですね~^^
ボストンテリアのかぐらちゃんは7ヶ月齢の乙女。歯ブラシに向かって前のめりでかなり積極的です。なぜ、歯ブラシを見ても逃げないかって? そりゃー、歯ブラシに対する印象と練習内容ですよ。。。短頭種の犬は歯並びが悪いケースも多いので歯周病予防にはやはり歯みがきですね。楽しそうにやっていて、保定がなくても歯みがきできるってすごくないですか?
推定3歳の心君。明るくて活発な犬で、飼い主さんに声かけしてもらいながら歯みがきトレーニングは順調に進んでいます。保護犬の子達は口が臭ったり、口内の状態があまり良くないことが多いようですが、怖がらせないように犬の様子をみながら楽しい雰囲気で練習していくのがお勧めです。
できると楽しい! とご家族が思うことができれば犬にも伝わります。犬とは日本語での会話はしませんが、表情や行動で会話しててくれますね^^
愛犬ブランを亡くす時、白血球減少で出血が止まらないリスクがあり、免疫も落ちて、それまでやってきた歯みがきを止めて半年で歯周病になり、歯茎はぶよぶよで赤黒くなり、軽石のような歯石が覆った歯は全く見えなくなって、歯周病に侵されて辛子色の膿みが涙腺を逆行して目の表面を覆いました。当然目薬では治りません。歯周病が原因だったと知ったのは、彼が天国へ行って少ししてからのことでした。林一彦先生と出会い、先生が教鞭をとる大学授業を2年間一般聴講し、大きな後悔と知識不足になさけなく、生きている犬達をなんとかせねば!という想いと、ネット上の情報に翻弄されて、どうやって歯みがきトレーニングしたらよいかわからない飼い主さんに、なんとかやり方をお伝えしたい。
そんなことがきっかけで、力になってくれるメンバーと共にドッグ デンタルケア. トレーニング ソサエティを立ち上げました。
亡くなる時も、その後までも私に沢山の課題を教えてくれたブランに感謝です。
Lab. BLANCではドッグトレーニングを通じて犬の口腔ケアについてお伝えしていきます!
2018.4.23 Lab. BLANC https://lab-blanc.com/